「ばら苑」をめぐる5つの物語
1, 「ばら苑」の彫像
「生田緑地ばら苑」にロマンチックな雰囲気を添える彫像たち。ロイヤルコーナーに優雅にたたずむ花の女神フローラ像は、フラワーショー15周年記念に朝日新聞社より贈られました。「白鳥と子供」「母と子」の製作は多摩美術大学教授早川巍一郎氏。
![ばら苑のロイヤルコーナーに優雅にたたずむ花の女神「フローラ」の白い像](history-5story_images/01_sculpture_01.jpg)
![バラに囲まれた「母と子」の白い像](history-5story_images/01_sculpture_02.jpg)
2, 永遠の野バラ
苑内では、現在800品種を超える園芸品種のバラたちといっしょに、もともと台木とされていたノバラが大きく育ち、みごとな花をつけている様子を見ることができます。「ばら苑」のまわりには、昔からたくさんのノバラが自生していたそうです。
![小さな白い野バラがたくさんの花をつける](history-5story_images/02_wild_rose.jpg)
3, バラの名前
古い品種のバラから最新の品種のバラまで、バラの歴史に触れられるのも「ばら苑」ならでは。故鈴木省三氏作出による名花、1964年の東京オリンピックにちなんで発表されたバラ‘聖火’も、美しい表情を見せてくれます。
![聖火の炎をイメージさせる赤に白の交じるバラ](history-5story_images/03_rose_name.jpg)
4, サンショウバラの古い株
100年を超える古い株から接がれたサンショウバラ。葉の形が、サンショウの葉によく似ていることからついた名前です。本来、樹高5メートルにもなるバラですが、「ばら苑」では小さめに仕立てられています。
![葉の形が、サンショウの葉によく似ているサンショウバラ](history-5story_images/04_old_stock_01.jpg)
![歴史を感じさせるサンショウバラの太い株元](history-5story_images/04_old_stock_02.jpg)
5, 「人の手」に守られて
雑草引き、剪定、誘引、施肥。「ばら苑」の美しさは、たくさんの「人の手」によって支えられています。市民ボランティアのみなさんの貢献は、「生田緑地ばら苑」の大きな特色となっています。
![作業ボランティアの後ろ姿。腰ベルトの作業道具ホルダーに、剪定バサミやノコギリが見える](history-5story_images/05_people_01.jpg)
![バラの畝の下草を鍬を使って除草する様子](history-5story_images/05_people_02.jpg)